クロネコヤマトでの金魚の配送(時間指定)遅れ率を実測(2017年7月21日~10月16日分)

2017/10/19
クロネコヤマトでの金魚の配送の遅れ率を実測しました。
2017年の7月21日~10月16日発送分を元にしています。
※お盆前後の8月10日~8月15日分は除いています。
除いた理由:お盆前後は道路が渋滞し遅れる率が通常よりも高くなるため、この期間のデータを入れてしまうと通常の場合よりも遅れる率が高いデータとなってしまうため。
合計………3612箱
遅れ無し…3097箱(87.5%)
遅れ有り… 453箱(12.5%)
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遅れ有りの内訳
1時間未満の遅れ………188箱(5.2%)
3時間未満の遅れ………154箱(4.3%)
5時間未満の遅れ……… 55箱(1.5%)
8時間未満の遅れ……… 39箱(1.1%)
12時間未満の遅れ……… 9箱(0.2%)
到着が翌日になる遅れ… 8箱(0.2%)
【実測の目的】
金魚は管理面の手間や不安からイベントの当日到着にする方も多いです。
イベントの当日到着の場合、気になるのが「遅れる確率」です。
時間指定通りに届けば良いですが、到着が遅れた場合、最悪イベントが中止になる可能性もあります。
そのため、実際にどれくらいの確率で遅れが発生しているのかを計測してみました。
【データを参考にする場合】
・イベントが12時からの場合
午前中着指定でちょっとでも遅れると困る。
イベントに間に合わない確率は 12.5%もある。
・イベントが3時からの場合
午前中着指定で、3時間までの遅れなら許容範囲とすると、
イベントに間に合わない確率は 3.0%となる。
・イベントが夕方からの場合
午前中着指定で、5~6時間程度の遅れなら許容範囲とすると、
イベントに間に合わない確率は 1.5%となる。
【当店のお客様へ向けて】
輸送の遅れは人間がやっている以上、0(ゼロ)にはできません。
そのため、到着が遅れる可能性を考慮した御注文が必要となります。
当店としてはイベントの中止のリスクが一番重大だと考えているため、前日着をオススメしています。
ただ、都合でどうしようもなく当日着にされたり、前日着の場合の金魚の管理に不安を覚えられたりで、当日着をご希望の方も多いと思います。
当日着がダメと言っているのではありません。
当日着の方が管理面などメリットも多々あります。
ただし、当日着の場合は、上記のように遅れる可能性がある旨、ご了承お願いします。
【データを見た感想】
2012年に同様の計測をおこないました。
2012年07月16日(月)ヤマト運輸 時間指定の遅れる確率
そのときは、今回よりもはるかに計測数が少なかったです。
なぜなら、前回はすべて手作業で、1件ずつ遅れが無かったか調べたからです。
今回は、送り状発行システムをB2に変えたため、到着時間などが一括でデータとして処理できたため、そのデータをExcelに取り込んで調べてみました。
それでも、データには含まれていない部分も有り、手動で調べなければならない部分も多く、結局調べ終わるまでに5時間近くかかってしまいました…
そのデータを見ての感想ですが…
前回計測したときよりも、遅れる率が上がっているんです。
前回の計測が少なかったため、データの信憑性は低くなってしまうのですが、
前回のデータの信憑性が低いから…というだけでなく、
実は、感覚として(遅れる率が上がっていると)ここ最近感じていました。
「クロネコヤマトがパンク寸前で配達員が悲鳴を上げている」というニュースを見た人も多いと思います。
クロネコ上層部は改善する!と、送料を値上げしたり、配送数を減らしたり、配送員を新たに確保したり…と、発表していますが、
配送員さんからは「まったく変わらない…」という声を聞きます…
そんな状態なので、遅れる率が上がっているのもいたしかたない状態なのかもしれません…
このデータから、配送する当店としても、御注文されるお客様としても、遅れる確率を考慮する必要性が増してきていると実感しました。